2014/07/16
CATTINO カッティーノ
太陽発電パネルの様々な商品への展開が検討されていますが、なかなか実用化されている商品は少ない状況です。
設置面積が大きく発電量に影響するため、小さい面積に設置するのは効率が悪く、実用化に結び付きにくいと
考えられます。
フランスのベンチャー企業が、太陽光発電が可能なスマホやタブレットを開発し、2015年末から2016年初めに
最初のモデルをリリースしたいとのことです。
フル充電を目的とするのではなく、『10分間太陽光に直接当てれば、待受けを100分、音楽鑑賞を10分、
通話を2分行える』 くらいの機能を重視した、商品開発を行っているそうです。
昨年末から、京セラと提携し、技術的・商用的な観点から評価する取り組みや、NTTドコモベンチャーズが
出資したり等、急ピッチで、実用化に向けて動いています。
ハードルが高いと思われていた課題を解決するイノベーションを起こせば、瞬く間に、従来の価値観が変わり、
従来の商品の形が、大幅に変わる流れが出来ます。
建築物において、屋根に太陽光発電パネルが搭載されている、おなじみの外観も、すっきりとした意匠に
変わっていく日も、近いかも知れません。
片流れ屋根にして、太陽光発電パネルの設置面積を大きくしていた設計も、壁や窓にも太陽光発電の機能を
持たせることで、意匠的にこだわった外観と十分な発電量を確保の両立が出来るようになるかも知れません。
太陽光発電スマホの話題から、数年先の建築物を想像すると、技術革新が生み出す人々への影響の大きさを
感じ、このワクワクした気持ちを早く形に出来るよう、取り組んでいきます。
nakamura@e-shinwa.net
中村大樹
様々な情報をお知らせします。