2014/07/16
CATTINO カッティーノ
もうすぐ10月10日、体育の日ですね。皆さんは普段、運動していますか?
事務などで一日中パソコン作業をしている方は、なかなか運動する機会がないかと思います。
そんな方におススメなのが、座ったままできる簡単なストレッチ。
座ったまま足を上げて体を左右どちらかにひねって5秒間キープ。それを左右交互に何セットか
行なえば、ちょっとしたトレーニングになりますヨ♪
ぜひ試してみてください(^^*)
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今日は、床(フローリング)についてお話します。
家の印象を決める建具やインテリア。
建具やインテリアを変えるだけで、部屋の印象はがらっと変わります。
そして床(フローリング)は、それらの建具を引き立て、インテリアの基調となる存在です。
一般的に日本建築で見られる縁側や外廊下に使われる木の床材を、縁甲板(えんこう
いた/えんこいた)といいますが、この縁甲板と区別し、洋室用の床材のことをフローリングといいます。
フローリングには、単層と複合の2種類があります。
無垢(ムク)の板材を使った床材のこと。硬くて重い特性を持つ広葉樹のブナ・ナラ・サクラ・チーク・バーチなどや南洋材のアピトン、針葉樹のスギ・マツ・ヒノキ、その他に桐や竹などさまざまな製品がある。自然素材である無垢材は優れた質感や保湿・調湿・吸音機能があり、経年変化による素材の味わいを楽しむことができる。その一方、反りや割れが発生したり、色や柄にバラツキがでる場合も。また、温度や湿度により伸縮するため、冬の乾燥時には目地に隙間があき、湿度の高い梅雨の時期には膨張し元に戻るという性質があります。
合板や薄い板を積み重ねて造られた基本材料の表面に、天然木の薄板や木目を印刷した化粧シートを貼った床材のこと。合板や集成材・積層材を基材としている複合フローリングは、温度・湿度の変化に強く、膨張や収縮、反りやねじれなどが少ないのが特徴。また、耐水・防虫・遮音・傷がつきにくいなど、用途に合わせて加工が施された製品も多数あります。
単層・複合それぞれに一長一短があるので、カタログの写真だけで判断せず、実物を
見ることが大事です。特に無垢材は、年月が経ってどう変化するのかを確認できると
理想的です。
続いて、カーペットについて説明します。足触りが良く、防音性や断熱(保温)性が
高く、滑りにくいのがカーペットのメリットです。ダニが付きやすいというデメリット
がありますが、防ダニ加工が施されたカーペットもありますので、マメに掃除をすれば
アレルギーもあまり気にせずに使えるでしょう。カーペットは、織り方で下の3種類に
分けられます。
イギリスのウィルトン地方ではじまった機械織りの一種。パイル糸(立ち毛)を地経糸・覆経糸・緯糸で交差するように強く締めつけるため、抜けがなく耐久性に優れており、織り目が厚手で毛足が緻密という特性をもちます。
基布にミシン針でパイルを植え込んでいく、刺繍カーペットの一種。パイル糸の抜けを防ぐため、基布の裏面をのり付けした化粧裏地と張り合わせて作られます。また、裏地に塩化ビニールなどのパッキング材を使い、50cm角にカットしたカーペットタイルもあります。手ごろな価格が魅力。
圧縮カーペットの一種。パイル糸を使用せず、綿状の繊維を薄く重ね合わせ、多数の針(ニードル)を突き立ててフェルト状に圧縮して作ります。カットしても端がほつれないため施工は簡単だが、弾力性には欠けます。
さて、その他の床材にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
地中海沿岸地域に群生しているコルク樫という木の樹皮から作られます。コルクタイルは水を通さないため、キッチンや洗面所などの水まわりに有効です。断熱・保湿・吸音・弾力・防炎などの優れた天然機能を活かし、幼稚園や保育園などの教室の床材にも使われます。天然素材ゆえに色ムラがあり、畳と同様に紫外線に弱く日焼けしやすく、コルク特有のにおいがあります。
大理石は、石灰岩が熱や圧力によって変質してできた結晶質岩石。美しい光沢や硬質な手触りが、静謐な高級感を生みます。天然石の中では柔らかいため傷つきやすく、屋外の環境変化や耐火性にも弱いため、外部での使用より内装材として使われることが多いです。玄関・リビング・洗面所の床・壁などには合いますが、滑りやすいため浴室の床には不向き。酸やアルカリに弱いため、大理石専用の洗剤や中性洗剤を使い、柔らかいブラシで磨く必要があります。輸入先は、中国をはじめ、イタリア・ギリシャ・イラン・アフリカなど。
天然の土を素焼きした大型タイルのこと。地中海沿岸の温暖で乾燥した地域でよく使われる床材で、南欧風の住宅やインテリアをイメージさせる土の温かみと素朴な質感が魅力です。吸水性が高いので、水廻りに使う場合は撥水処理を行う必要があります。また、屋外の湿気の多い場所ではコケやカビが発生することがあるため、日当たりの良い場所に採用するのが良いでしょう。焼き方には、下の2種類があります。
一枚ずつを天日に干した後、低温で焼き上げる方法。手づくりのため、色・サイズ・輪郭などにバラツキがありますが、一点モノの味わいとして楽しむことができます。
高温で一気に焼き上げた後、適当なサイズに切断する方法。形や色は均一になりますが、テラコッタ本来の魅力である土の風合いや素朴な質感には欠けます。
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