2014/07/16
CATTINO カッティーノ
ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
進和ホームの幸せづくり専門家 佐野です。
前回の火災発生率のピークがもうすぐやってきますというブログでお伝えしたように
今日は、無垢材と集成材の話を紹介します。
まず、無垢材と集成材の具体的な違いから
・無垢材
天然の木である無垢材は加工されたあとも呼吸しており、水分のやり取りができます。
部屋の湿度が高くなると木が湿気を吸収し取り込み、逆に乾燥すると水分を放出します。
だから、無垢材をたくさん使った家は結露しにくく、爽やかで快適な住環境を保ちます。
湿度を適度に保つことでカビやダニ、細菌なども発生しにくくなり、結露しにくいため
建材も腐りにくくなる上、シロアリの発生も起こりにくく、住まいの耐用性をアップさせます。
しかし、無垢材は反りやねじれが起きやすいというデメリットもあるので
よく乾燥させた木を選ぶとともに、腕と経験のある大工が建築工事を行う必要があります。
・集成材
集成材は材料となっている挽き板または小角材のピースを接着剤で貼り合わせた物です。
つまり何枚もの薄い板をくっつけて強固にしたもので、強度や品質も安定しています。
しかし、集成材の寿命は、素材である木材そのものより、使われている接着剤なのです。
また、その接着剤が長年かけて揮発することで、シックハウス症候群や
お子さんのアレルギー発症などにつながってしまう恐れがあることも実証されています。
当然ですが、どちらにもメリットとデメリットはあります。
でも、やっぱり家づくりを進めていくと、経年美化していく無垢材にするか
コストパフォーマンスが高い集成材か・・・悩みますよね~。
その気持ち良くわかります!
無垢材にも集成材にも良い面はあるので
結局のところ適材適所で使うのが一番良いということなんです。
そこで、皆さんに覚えておいてもらいたいのは次の3つです。
1.リビング・寝室・廊下など日常的によく使う部屋には無垢材!
トイレ・納戸・洗面所などは合板やビニール材などを使用するのがオススメ
2.建具(ドアやふすまなど、部屋を仕切り、開閉する部分のこと)は、集成材!
⇒無垢材でも良いが、伸び縮みで年月によるドアの開閉ができなくなる恐れが有り
3.柱や梁は無垢材を使うべきか、集成材を使うべきかに正解はありません。
しいて言うなら、個人の好みです!
⇒前述の通り、それぞれのメリット・デメリットをよく考慮して決める
個人的には、梁は強度が必要で反り等が生じないよう集成材がオススメです。
TEL:090-3058-0317
Mail:sano@e-shinwa.net
佐野暢亮
様々な情報をお知らせします。