2014/07/16
CATTINO カッティーノ
地球が2つ必要です。というCMを見ていて、地球環境について、いろいろ考えさせられました。
地球が2つ必要です。
頭をよぎったのは、ファストフードチェーンがローマに出店した際に、イタリアで起こった運動。
スローフード運動。
ファストフードは、グローバリゼーションの象徴で、自由化、国際化により、プランテーション化を進めます。
一方、スローフードの活動指針は
①消えていきつつある郷土伝統料理や質の良い食品、ワインなどを守る
②質の良い素材を提供してくれる小規模生産者を守る
③子どもたちを含めた消費者全体に味や食の教育を進める
『グローバリゼーション』は、競争力を持つ企業と世界中の商品を買うことが出来る消費者にとってメリット
があります。
ただし、規格化により多様性が失われたり、地産地消という考え方が成り立ちにくかったり、安全性に関する
確認が取りにくい状況を生み出してしまうデメリットもあります。
日本の住宅業界においても、建材における『グローバリゼーション』の弊害が、シックハウスの原因にもなって
いると考えられます。
イタリアで起こったスローフード運動が、時と場所を変えて、日本の住宅業界でも起こっても不思議では
有りません。
本当の意味で、健康で地球環境に優しい住宅を創り上げていくことで、『グローバリゼーション』への
アンチテーゼを投げかけていきます。
参考文献: 『エコロジー』 満田久義著 (アスペクト)
nakamura@e-shinwa.net
中村大樹
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