大阪の工務店｜進和ホームのコラム
「家、How much？」CASAcolumn Vol.021

一般の人も宇宙旅行が実現するという時代。皆さんもご存知の通り、英国ヴァージ
ングループが創設したヴァージンギャラクティック社が企画する宇宙旅行、費用は
25万米ドル(約2,500万円)だとか。ちょっと価格が高すぎて、「来年あたり、有給
を消化して私も宇宙へいってきます！」とはいきませんが、既に世界で約700人が
支払いを済ませ、日本からも19人が予約済みなんだそうです。

こんな話を耳にすると、時々こう思います。「地球の価格をつけるとしたら、いく
らになるんだろう？宇宙の価格は？」と。地球も宇宙も所有権がないので、値段を
つけるなどあり得ない話ですが、目が飛び出すくらいでは済まない天文学的数字に
なるんでしょうね。

さて、およそ３ヶ月にわたって土地さがしについて書いてきたカーサコラム、今回
から「家の価格」について考えてみたいと思います。

ほとんどの人にとって一生に一度、人生でいちばん高い買い物となる家。「夢のマ
イホームを建てたい！」と闇雲に願うより、現実的にどのくらいの予算を考えてお
けばいいのか知っておくことが大切です。

家の価格でよく言われることは、「家は年収の５倍の金額が目安」「年間のローン
返済額は年収の25%まで」といったことです。

一般的に言われる家の価格は、土地付き木造住宅で約2,500万円。奇しくも宇宙旅
行と同じ金額ですが、家の価格はもうすこし幅があると考えてください。都市部と
地方では地価からして差がありますし、建材や設備のグレードなどによって総費用
は上下します。

平均額の2,500万円はあくまで比較検討材料の一つとして捉え、それよりも大事な
のはいま現在の生活レベルを維持しながら、将来の出費にも備えること。その上で、
あなたが返済可能な金額をその中から算出することです。

家を購入するにあたって、ほとんどの人は現金一括払いという方法を選択しません。
と言うより、「選択できません」が正しいですね。
つまり、言うまでもないことですが、家づくりにかかる必要経費は『頭金＋住宅ロ
ーン借入額』になります。

この頭金が多い方がもちろん、ローン返済はラクになります。しかし、貯金をすべ
て頭金に充てるのは避けていただきたいところです。
なぜなら、あなたの人生設計において、少なくとも下の３点の経費は確保しておく
べきだからです。

購入諸経費…家を購入するときに支払う必要がある税金や手数料
生活予備費…病気や勤め先の倒産など、いざというときの予備費
将来の蓄え…子どもの教育資金や自動車などの買い替え費用など

現在、あなたが自由にできるお金(引き出せる貯金を含めた手元の現金)から上記３
点を差し引いた金額が「頭金」になると考えて計算してみてください。

ちなみに、冒頭でお話しした世界初の民間宇宙旅行、宇宙空間(高度約100キロ)の
滞在時間は4分間のみ(宇宙旅行の所要時間はトータル約2時間)なんだとか。2,500
万円を支払うとしたら、一生モノの家を購入するか、夢の宇宙旅行にドーンと使う
か。一般庶民の私たちには、悩むまでもありませんね。

進和ホームでは、家創りをお考えの方の土地探しからお手伝いしております。ご予算や
ご希望のエリアなど、家と土地に関することなら、いつでもお気軽にご相談ください♪

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毎週火曜日は「住まいの定期便　CASAcolumn」をお届けします♪「家のこと」「家具のこと」
「土地のこと」「税金のこと」など、住まいを取り巻くあらゆるテーマを切り口に、コラムを
綴っていきたいと思います。
ここでお伝えすることが、ほんのすこしでも、あなたの家づくりのご参考になれば幸いです。