日本人の色彩感覚

ブログをご覧の皆様、こんばんは!

進和ホームの幸せづくり専門家佐野です。

 

今日は色をテーマに、

日本人の考えている色に対する感覚をまとめてみました。

 

好きな色、心が躍る色、癒される色。誰にでも自分だけの特別な色があるはずです。

色は私たちの暮らしのなかに溢れていますが

私たち人間は、どれだけ色を意識して生活を送っているでしょうか。

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例えば、ファッションでは色を重視して考えていても、

空間となればどのように色を使えば良いか分からないという方は多いと思います。

失敗への恐れから無難な色を選びがちですが

本来、色というものは個性を表現できる重要な存在なのです。

 

時代とともに住まいやライフスタイルの在り方というものが変化してきましたが

そのなかでも大きく変わったのは色に対する概念だといわれています。

一昔前の日本は、居住空間が狭いこともあり

室内をできるだけ明るく、広く見せる白色が好んで使われていました。

しかしその反面、白一色で統一された空間はメリハリや奥行き感に欠けてしまいます。

 

日本人は、もともと独特の色彩感覚を持っているとされています。

昔から、四季折々に変化する豊かな自然に触れ、色に対して繊細な感受性を育んできました。

平安時代に、季節とともに変わりゆく自然を手本に色で表現したのが、

十二単の色として知られる重ね着の配色『かさねの色目』です。

青、蘇芳、萌黄、朽葉といった色を重ね合わせることで

変化する季節を表し、装いを変化させました。

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このように色は豊かな自然のなかで育まれたものであり

季節を愛で、住まいを飾る意識が希薄となった現代も、

色を意識することが心豊かな暮らしのきっかけとなると思います。

 

次回は『最低限知っておいた方が良い、色のルール』について書かせていただきます。

 

Mail:sano@e-shinwa.net

佐野暢亮

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