2014/07/16
CATTINO カッティーノ
大阪の工務店|進和ホームのコラム
「家づくりの流れ」CASAcolumn Vol.028
4月になり、新生活がスタートしたという方も多いことと思います。
4月は新しいことに挑戦したくなる時期。「家づくり」もその1つですよね。
さて、前回は工務店、ハウスメーカなど、住宅会社のタイプについて
お話しましたね。住宅会社を決めたら、いよいよ夢のマイホーム計画が
現実のものとして動き出します。
では「家づくり」って実際にはどのような流れで進んでいくのでしょうか?
今日は「家づくりの流れ」についてお話したいと思います。
住宅会社が決まったら、まずはどんな家にしたいかおおまかでいいので
相談してみましょう。
・住まいづくりの夢
なぜ、家を建てたいのか。どこに、どんな家を建てて、だれと住みたいのか。
最初は漠然とした内容でもいいので、あなたが思い描く理想の住まいを
住宅会社の担当者に伝えます。
・生活スタイル
こどもが元気にのびのびと育つ家にしたい。ガレージのある暮らしを楽しみたい。
週末は仲間が集まるにぎやかな家にしたい。愛犬との生活を楽しみたい…など、
あなたが望む生活スタイルを伝えます。
・家族について
こどもの年齢と人数。両親との同居の有無。ペットを飼っているかいないか。
家族それぞれの具体的な将来設計も含めて、住宅会社の担当者に伝えます。
こうした内容は、設計担当者が間取りを考えるにあたって、重要なヒントになります。
個人情報は厳守してくれますので、ご安心を。
・現在のお住まい
現在のお住まいで気に入ってる点・改善したい点を、家の中のことだけでなく、
庭や駐車場、近隣エリアのことも含めて伝えます。
敷地調査には次の2種類があります。
・法的調査
建築基準法や都市計画法など行政法規に不動産が適合しているか、建ぺい率
容積率・防火制限・高度制限・日影規制などを綿密に調査します。
・環境調査
通学路に危険なエリアはないか、周辺エリアの治安はどうか、ガス・水道管などの
インフラ埋設管、電波障害、事故発生状況などを調査します。
この段階では、具体的にどのような間取りにするかを将来設計などを踏まえて
形にしていきます。
・生活スタイル
初回相談の生活スタイルから一歩ふみこんで、新しい住まいでの具体的な暮らしを
イメージしてみましょう。オンとオフの過ごし方をそれぞれ起床から就寝まで、どこで
何をしているか想像してみると、自分たち家族にとって暮らしやすい間取りが見えて
きます。
・将来設計
職場でのポジション・進学したい学校・新たな家族の誕生・5年後・10年後・30年後…
家族それぞれの将来像をポジティブに思い描いてみましょう。
・間取り
家族の共有スペース・プライベートスペース、だれがどんな部屋を使うのか、階段はどの
位置がいいのか、暮らしやすい動線を計算してレイアウトを考えましょう。
・インテリア
あなたの家を世界でもっとも心やすらぐ場所とするために、インテリアは大切な要素です。
装飾・照明・家具など、住宅会社から提案された中から選ぶのか、自分たちで決めるのか、
サイズやカラーリングも含めて検討しましょう。
・敷地
狭小地・変形敷地•路地奥敷地といった、家を建てるのにちょっと躊躇してしまうような土地
でも、アイデア次第で地の利を活かした設計が可能です。住宅会社と相談し、アイデアを
出してもらいましょう。
・間取り、ゾーニング
屋内の間取りはもちろん、外周りの庭やアプローチなどのスペースのとり方、駐車場や屋外
作業をするサービススペースなどの位置や広さを決めます。隣地や道路との関係などを配慮
しながら、あらゆる場面や条件を検討しましょう。
プランは納得がいくまで何度でも練り直しましょう。不明な点があったら、住宅会社の担当者に
遠慮なく質問しましょう。
項目に漏れはないか、記載事項に間違いはないか、あなたの返済プランに合っているか、
細かく確認します。
購入の申込みから売買契約の締結までの間に、融資の事前審査(仮審査)を受けます。
金融機関へ提出する書類については、担当者が事前に知らせてくれます。
住宅ローンを取り扱っている金融機関に、融資申し込みを申請します。
長く付き合うものですので、将来も視野に入れて1番生活スタイルにあった物を
選びましょう。
建築計画が建築基準法の規定に適合するものであることの確認を求めて、建築主事
または指定確認検査機関に建築確認申請書を提出します。プラン確定後の提出になります。
ご希望の住宅ローンを組めるかどうか、金融機関が審査を行い決定します。
工事の工程とスケジュールについて、住宅会社から説明を受けます。
住宅会社によっては、順番が6と入れ替わります。
基礎工事着工までに、キッチンやバスルーム等の水廻り設備を決定します。
建前前後で、外壁・屋根材・サッシ等を決めます。
電気の配線・コンセント・照明位置・照明機器・壁紙等インテリア・エクステリア・外構等も
作業進行と一緒に決めていきます。
住宅ローンの審査で問題なかったら、住宅ローンの契約をします。
現在住んでいる住居を建て替える場合は、解体工事を行います。
解体工事が無い場合は、地鎮祭時に近隣へご挨拶をする方が多いです。
建築工事をはじめる前に行います。
その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用する許しを得るために執り行う祀りです。
敷地内における建物の配置を、縄やビニール紐で輪郭を地面に張っていきます。
捨てコンクリートに墨出し(配筋工事の基準となる線を表示すること)をした後、鉄筋を
組む配筋工事とコンクリートの打設を行います。
土台の上に柱を立てていき、柱と柱を梁でつなぎ、最終的に棟木(屋根でもっとも高い
部分の部材)を取り付けます。この工事で家の骨格ができあがり、上棟式を行います。
天井・床・階段・建具枠・床の間・押入れなどの工事を行います。
舗装工事・排水工事・造園植栽工事など、建物本体以外の外周りの工事を行います。
夢のマイホームがついに完成!入居まであと少しです。
建築完了後4日以内に、建築物が建築基準法に適合しているかの審査を受け、検査
済証の交付を受けます。
荷づくりは中身がわかりやすいように、ワレモノや貴重品の梱包には気をつけて
行いましょう。
お疲れ様でした!いよいよマイホームでの新生活がはじまります。
いかがでしたか?
家づくりの流れを一通り説明してきましたが、なんとなくイメージできたでしょうか。
最初の相談から入居まで、たくさんの工程があり、大変と思われるかもしれませんが、
どれも欠かすことの出来ない、大切な工程。
「マイホーム」という、人生で最大の買い物が成功するかどうかは、この一つ一つの
工程の積み重ねにかかっているといっても過言ではありません。
どの工程もおろそかにせず、世界に1つだけの理想のマイホームを実現しましょう♪
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