2014/07/16
CATTINO カッティーノ
こんにちは、進和ホームです♪
前回と前々回は、建物の基礎や、構造計算についてお話しましたね。
建物の基礎をしっかり造ったり、構造計算をして丈夫な家を建てることは、長く住める家を建てる
ためにとても大事なことです。でも実は、お家を建てる前の土地だけの時にもやらなければならない
大事なことがあります。
それは『地盤調査』。
地盤調査は、家づくりをする前に、ご自分が家を建てる予定の場所で必ず実施しなければ
ならない調査のことです。
そういうわけで、今日は地盤調査についてお話しします(^^*)
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地盤調査で調査する内容は、土層・土質・地下水の水位・地盤の硬軟・障害物の状況など。
その結果によっては地盤改良が必要になり、思わぬ出費を招くこともあります。
ですから、もし建築予定の土地の地盤が弱い可能性のある土地の場合は、あらかじめその分の
予算をマイホーム費用に追加しておきましょう。
地盤調査の方法には、主に下の2種類があります。
機械で縦孔を堀り、支持層(※)を探して正確に地耐力を知ることが可能で、地中の土を
採取して地質や地層構成の調査や地下水位の調査を行う。
広い作業スペースが必要であり、費用は約20~30万円と高額。鉄筋コンクリート造など、
建物の
自重が重い重量構造物の計画地で採用される。
※支持層…建築物を支える硬い地層(N値50)が5メートル連続する層のこと
スクリューポイント(ドリル状の工具)を先端に取り付けたロッド(鉄の棒)を土の中に貫入し、
地盤の硬さや地層構成を調査する。この調査結果をもとに、計算式によりN値に換算して
地盤の硬軟を評価するが、あくまでも推定された値のため誤差が生じやすく、近隣の土質
データや地形図などと総合して判断することが大切。ボーリング試験のN値と区別するために
「換算N値」という。
広いスペースを必要とせず、機械の設置や操作がカンタンで、費用は約4~6万円と、
ボーリング法よりもかなり格安。
木造住宅やハウスメーカーのプレハブ工法など、建物の自重が軽い構造物の計画地で
採用される。
その名の通りスウェーデンが発祥で、スウェーデン国有鉄道が不良路盤の実態調査として
採用し、その後、スカンジナビア諸国で広く普及した調査方法。日本では1954年、建設省が
堤防の地盤調査として導入したのが最初。
今の戸建住宅の地盤調査では、ほとんどが、ボーリング法よりも簡易で割安なスウェーデン式
サウンディング試験を採用しています。
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