2014/07/16
CATTINO カッティーノ
ブログをご覧の皆さま、こんばんは!
進和ホームの幸せづくり専門家 佐野です。
前回は、安全な資金計画のためには
できる限り頭金を準備した方が良いとお伝えしました。
ところが、金利がだんだんと上昇していく流れになると、この基本的な考え方も少し見直す必要もでてきます。
金利が上がる前に、長期固定タイプの住宅ローンを組んでしまったほうが
頭金が貯まるまで待つよりも、得になる可能性が高まってくるためです。
そこで、どれくらい総返済額が変わるのか、分かりやすいようにシミュレーションしてみましょう!
①今すぐ3000万円を借りて住宅を購入する場合
②あと1年頭金を貯めてから住宅を購入する場合
仮に、今すぐ3000万円を、長期固定タイプの金利2.5%、35年返済で借りたとすると
総返済額は約4500万円になります。
一方、1年間で頭金を100万円余分に準備できたとして
借入金額は2900万円、返済期間は返済終了時期をいますぐ買った場合と同じにするため、
34年とし、金利は0.5%上がっていたという前提で年3%とすると、総返済額は約4630万円にもなります。
頭金を余分に100万円準備することも考慮すれば、今後35年間の総支払額は約4730万円になる計算です。
①と②との差額は、約230万円にもなります。
ここまで総返済額が違ってくるなら、コツコツと頭金を貯めるよりも早く買ってしまったほうが得ですね。
ただし、1年後の借入金利が0.5%上昇するという前提の基で計算した結果に過ぎないので注意が必要です。
今後、金利上昇はまだまだ続くと思っている人で、すでにある程度の住宅購入の準備が進んでおり
安全な資金計画を立てることができる人は、早めに買ってしまうのもひとつの方法ですね。
逆に、安全な資金計画が立てられていない人は
どんなに金利上昇の可能性が高くても急ぐことはおすすめしません。
金利や住宅価格などの外部環境よりも、家計の状態を見極めることのほうが重要だからです。
Mail:sano@e-shinwa.net
佐野暢亮
様々な情報をお知らせします。