2014/07/16
CATTINO カッティーノ
ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
進和ホームの幸せづくり専門家 佐野です。
最近、珪藻土と漆喰の違いを教えて!という声が非常に多いのでブログで紹介させていただきます。
珪藻土はプランクトンの死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で
古くから七輪や耐火煉瓦の原料、酒やビールの濾過材、吸着や脱臭剤などに幅広く利用されています。
漆喰と珪藻土の大きな違いは、漆喰はそれ自体が固まる性質や抗菌性を持っているのに対し、
珪藻土にはその性質が無く、仕上材に使用するためには、接着剤や防カビ材などが必要になってくる点です。
そこで問題なのがその寿命や安全性です。
接着剤が劣化すれば珪藻土はバラバラになってしまう可能性がありますし、
防カビ材などの物質がシックハウスの原因になる可能性もあるということです。
珪藻土を使用する場合はこの点に注意する必要があります。
確かに、珪藻土は落ち着いた色合いで人気がありますが、
健康と耐久性の面から、私は漆喰をオススメしています。
じゃぁ、漆喰はどういうメリットがあるの?ってなりますよね。
簡単にまとめてみましたので、是非参考にしてください。
漆喰の特徴
調湿性能=結露しにくい!
微細な多孔質の自然素材であるため、優れた吸湿・放湿性があります。
空間の湿度を適度に調節することで結露を防止し、建物の耐久性を維持します。
また、湿度の高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には湿気を放出し、居心地の良い室内環境をつくります。
耐火性能=火に強い!
漆喰は無機の不燃性の素材で構成されています。
化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。
昔の城や蔵が漆喰で塗られていたのも、漆喰が火に強いからなのです。
抗菌性能=カビ・ダニに強い!
漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。
主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止します
防汚性能=汚れが付きにくい!
漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜めない安定した物質といわれています。
その為、ほこり等が付きにくいので、汚れずその白さを長期に保てます。
吸着性能=化学物質を吸着分解!
シックハウスの原因といわれるホルムアルデヒドや
VOC揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を吸着し分解します。
安全性能=高い安全性!
漆喰はクロスや合板と違い化学接着剤を必要とせず、
漆喰自身が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして固まりますので、
シックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物を放出することはありません。
また、固まった漆喰の成分は炭酸カルシウムなので人にとって最も親和性のある、食べられるくらい安全な物質と言えます。
メンテナンス性能=お手入れ簡単!
ちょっとした汚れは消しゴムで消すか、カッターナイフで削って消すことができます。
また、全体に汚れた場合は薄めた漆喰をローラーなどで塗ってきれいにします。
これらはお客様ご自身で手入れすることが可能です。
新建材は初めはきれいですが、汚くなると手入れをしたところで新しく貼り替えない限り、改善できません。
漆喰などの天然素材は、年数を経るとそれなりになじんでくる良さがあります。
意匠性能=白い輝きと質感!
他の素材では表現できない漆喰壁の白い輝きは、
漆喰が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こし、炭酸カルシウムの結晶となり少しずつ硬化していきます。
その白い結晶が光を乱反射し、漆喰独自の白い輝きを放つのです。
漆喰壁には自然な独特の風合いと質感があります。
経年変化しても、いつまでも飽きのこない外観やインテリアを演出します。
漆喰には、これだけたくさんのメリットがあるんですよね。
だからこそ、昔のお城にも使われていて、現代の家づくりにも反映されているんです。
珪藻土との違いを頭に置いて、家づくりを進めていただければ幸いです!
TEL:090-3058-0317
Mail:sano@e-shinwa.net
佐野暢亮
様々な情報をお知らせします。