2014/07/16
CATTINO カッティーノ
ブログをご覧の皆様、こんばんは!
今日は、ただでさえ寒いのに雨が重なり、再び凍えそうな佐野です。
皆様も、季節の変わり目にはくれぐれもご自愛下さいませ。
さて、今日は色の心話理的作用のお話です。
インテリアの基本②〜色の心理的作用〜
前回は、カラーコーディネートのお話をさせていただきました。
その続きになりますが、人間というのは少なからず色によって心理的に作用 を受けているようです。
ということで、今回のテーマは『色の心理的作用』です。家づくりにあたって、寝室とリビングでは
目的が違いますから、色がもたらす効果を考えれば、色の候補も決まってくるというわけです。
・色の心理的作用:色のイメージ 色には、それぞれ見る人に連想させるイメージがあり、大きな影響を与える。
どの色にどんな効果があるのか知り、上手に取り入れることによって、
「くつろぐ部屋」や「集中する部屋」など、目的に合わせた空間をつくることができる。
・青…清涼感をもたらす色。心を鎮める作用や睡眠を促す効果があるので、寝室向きと言える。
・白…清潔感を与える色。空間を広く見せ、気持ちをリセットさせる効果がある。
・黒…都会的でスタイリッシュな印象を与える。威厳のある空間づくりに適している。
・ピンク…ガーリーでフェミニンな印象を与え、緊張を和らげる効果がある。
・赤…命や活動の象徴とされる色。テンションを上げたり、元気になりたいときに。
・緑…癒しの効果があり、リラックスして過ごしたい寝室などに使える。
明暗を使い分ける 白に代表される明るく広がって見える「膨張色」と
黒に象徴される引き締まって見える「収縮色」を上手に使い分けましょう。
たとえば、せまい部屋に膨張色の家具を置くと、存在感が強すぎて部屋がよりせまく感じられます。
また、天井に収縮色を使うと、重い印象になり、圧迫感を覚えることになります。
色の組み合わせで変化を楽しんだり、ある色に他の色を組み合わせることで、
単色のときと比べて印象をガラッと変えることができるのです。
たとえば、黄色×オレンジのように暖色同士を組み合わせると、あたたかみのある配色になりますよね。
また、ブルー系の寒色同士を組み合わせると、涼しげな印象がつくれます。
さらに、アースカラーとよばれるベージュやブラウンを組み合わせると、
ナチュラルで落ち着きのある空間を演出できます。
いかがでしょうか?
一流のアスリートが試合前に実践するのと同じく、色の心理的作用は私たち人間にとって重要なものなのです。
毎日を過ごす家という空間の色合いによってどのような気分で人生を送っていけるのかという点にも
つながってくると思います。家づくりを進める上で、色が与える効果をよく理解しておけば
実際の打ち合わせもずいぶんと楽しく進めていけるのではないでしょうか?
Mail:sano@e-shinwa.net
佐野暢亮
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